2025年8月に実施しましたこども宅食の応募において、各行政区からの申込数や年齢分布などを以下のとおりまとめています。個人が特定されないように記述の設問に関しては表現を変えていますのでご了承ください。

<<こども宅食について>>

お米、食料品、飲料、生活消耗品など詰め合わせてお送りします。
今回は政府備蓄米がなくなりましたので、米を購入、小分けにして発想しました。また京都上賀茂で農園を経営されています「森田良農園様」より収穫したての野菜を各家庭に届けました。

宅食実施日世帯数(のべ世帯人数)
2025.08.148(26)Aコース1便(市内)
2025.08.162(5)Aコース1便(右京、左京)
2025.08.188(24)Bコース2便(市内)
2025.08.2114(51)Bコース3便(山科方面)
2025.08.3013(48)Bコース4便(右京、左京)

<<申込者の状況>>

Aコース(ひとり親世帯対象、継続宅配):総申込み数 13世帯

Bコース(子育て世帯対象、単発宅配):総申込み数 34世帯


申込時の設問:今感じている課題は何?

1. 教育・学習に関する課題

  • 京都市は塾文化が強く、塾に通えない家庭の子どもが学力差を抱えている
  • 学歴差が将来の収入格差につながることへの不安
  • 教育費・学費・部活動費などが家計を圧迫
  • 子どもの不登校や発達に関する悩み

考察
地域特性として「塾に通うのが当たり前」という文化が強く、経済格差が教育格差に直結しているようです。また、公的な学習支援や塾補助制度が未整備なため、親の所得によって子どもの学習機会が制限されています。加えて、不登校や発達の多様性に対応する居場所や支援が不足しているようです。


2. 経済的困難・生活費の圧迫

  • 物価高騰(食料品・お菓子・日用品・お米など)の負担
  • お米の消費量が増え、買うのが難しい
  • 子どもが育ち盛りで食費がかさむ
  • 家計が赤字になりがち、収入だけでは生活がギリギリ
  • パート収入だけでは限界、就職活動もうまくいかない
  • 安定した仕事に就けるか不安、プレッシャーから精神的に追い詰められる

考察
物価上昇が続く一方で、非正規雇用やひとり親世帯は収入が増えにくい傾向にあります。特に食費は子どもの成長に伴って避けられず増えるため、家計を直撃します。就職活動の困難や年齢・キャリアの壁も、経済的不安を長期化させている原因となっているようです。


3. 子育て・家庭内の困難

  • 上の子の反抗期、子どもの叱り方の悩み
  • イヤイヤ期や食べムラ、成長曲線がギリギリといった発育不安
  • 年齢差きょうだいの公平性を保つことの難しさ
  • 子どもの食べる物の好みが難しい
  • 育児そのものの負担感

考察
子どもの発達段階やきょうだい間の違いに伴う悩みが多いようです。また経済的な制約が加わることで「本来楽しめる子育てが、負担として感じられる」状況になっているようです。


4. 働き方・時間の制約

  • 子どもが保育園に通っているうちはフルタイム勤務が可能だが先行き不安
  • 学童の行き渋りでフルタイム勤務が難しい
  • 学童を何年生まで通わせるかの判断に迷う
  • 子どもが不登校で就労時間に制限が出る

考察
子どもの年齢や状況によって、親の働ける時間が大きく左右されます。保育園卒園後や学童利用の限界、不登校などは親の就労環境にも大きな影響を及ぼしているようです。


5. 健康・家庭の事情

  • 親自身の体調不良や療養によってフルタイム勤務が難しい
  • 離婚後の後遺症や精神的ストレス
  • 妊娠中で買い物や子どもの遊びに連れて行くのが負担

考察
ひとり親世帯や病気を抱える家庭では、健康状態が直接収入の低下につながり、より困窮してしまうという循環を生んでいるようです。また、家庭の事情について相談する先が十分でなく、孤立感や不安が強まっているようです。


6. 食事・栄養面の課題

  • 食費高騰で栄養バランスが崩れやすい
  • 自分は我慢してでも子どもに食べさせるという声
  • お米配布など直接的な支援が非常に助かる

考察
食事は生活の基盤であり、食費の圧迫は即座に子どもの健康や成長に直結します。特に夏休みは給食もないことから負担に感じる家庭も多いようです。現物支援(米・食品配布)がもっとも実感のある助けになることが明確に表れています。


7. 孤立・地域環境の問題

  • 一時保育場所が近くにない
  • 親が体調不良の時、子どもの預け先がない
  • 夏休みや猛暑時に遊べる室内の場所が少ない
  • 引っ越してきたばかりで地域や友達作りに苦労している
  • 京都のこども食堂情報がほしい

考察
地域資源(保育・遊び場・食堂・交流拠点)が不足していることが、各家庭の孤立や親の負担につながっているようです。特に新しく地域に来た家庭は子育て情報が上手に届いていないようです。